日本共産党

2004年12月19日(日)「しんぶん赤旗」

山梨で9条の会結成

憲法守れの声大きく


 大江健三郎氏や加藤周一氏ら日本を代表する著名九氏が憲法を守る一点で力を合わせようと結成した「九条の会」に呼応して、「『九条の会』アピールに賛同する山梨の会」(山梨・9条の会)の結成総会が十八日、甲府市内で開かれました。

 同会には同日までに、県内在住の文化人や宗教者、大学教授、医師ら三十七人が参加を表明しています。

 結成総会には二十人が出席し、「九条の会」のアピールに賛同する人たちを結集し、「憲法改悪反対」「九条を守る」の世論を高めるため、講演会やシンポジウム、学習会を開いていくことなどを盛り込んだ申し合わせを確認。世話人として、椎名慎太郎氏(山梨学院大学教授)、鈴木嘉彦氏、妻鹿絢子氏(以上、山梨大学教授)、田中孝彦氏(都留文科大学教授)、志村貞子氏(山梨母親大会連絡会会長)、関本立美氏(元県弁護士会会長)、戸田康氏(県高等学校・障害児学校教職員組合委員長)の七氏を選出しました。

 総会後の記者会見で、椎名氏は「今の、九条を変える動きは、日本と世界にとってマイナス。むしろ、世界中の憲法が、九条のような規定をする方向を目指すべきです」と話し、県内で憲法守れの声を大きくして、憲法改悪を許さない決意を語りました。

 同会は一月二十九日、甲府市で、椎名氏を講師に、結成記念講演会を開く予定です。



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