2004年12月20日(月)「しんぶん赤旗」
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「九条を守り、憲法の改悪を阻む」との一点で結集し共同を広げる「こうち九条の会」結成総会が十九日、高知市の高新文化ホールで開かれ、県内各地の幅広い階層から約三百五十人が参加。熱気あふれる討論をおこない、署名県民過半数の達成などの当面の活動方針を決めました。
ことし三月から募ってきた呼びかけ人はこの日で百七人。元自民党県連幹事長(元県議)や元社会党県議三氏、元参院議員、現職町長二氏、元市長六氏、大学教授、元学長、美術家、弁護士、医師など政党、宗教、信条の違いを超えた人々が名前を並べています。
総会では栗原透氏(全国革新懇代表世話人)が開会あいさつと経過報告。「改憲勢力の動きは非常ないきおいで進んできている」と警告。世界の宝である九条を守るために改憲反対勢力の総結集を強調しました。
高知大学の青木宏治教授は行動方針を報告。元自民党県議の平山公敬氏が「十五年戦争は、三百十万人のうら若き日本人を、アジアの二千万人以上を殺した。憲法はこの戦争の反省のうえにできたもの」と訴えました。
会は呼びかけ人筆頭代表に栗原氏、事務局長に弁護士の谷脇和仁氏はじめ呼びかけ人代表九氏、事務局次長五氏など役員を選出しました。