2004年12月23日(木)「しんぶん赤旗」
イラク北部モスルの米軍基地攻撃で死傷した米兵は、米陸軍キャンプ座間(神奈川県)への移転が狙われている第一軍団司令部(米ワシントン州フォートルイス)の下部組織「任務部隊オリンピア」に所属していることが二十二日までに分かりました。
「オリンピア」はイラク多国籍軍の一員で、〇三年十二月に創設。北部のニナワ州、ダフーク州の治安維持を担当しています。「オリンピア」司令部は第一軍団司令部の直属で、実動部隊の主力は、第一軍団の中心部隊の一つ、第二五軽歩兵師団第一旅団(ストライカー旅団戦闘チーム、約四千人)です。
「オリンピア」のホームページには、ほぼ連日、自軍兵士の死傷や武装勢力の殺害・拘束のニュースが発表されており、米軍によるイラク軍事支配の最前線に立っていることがうかがえます。