日本共産党

2004年12月24日(金)「しんぶん赤旗」

ドイツ

ブッシュ訪問に抗議を

来年2月 市民団体がよびかけ


 【ベルリン=片岡正明】ドイツの平和運動やグローバル化(経済の地球規模化)に反対する運動は二十二日、イラク戦争・占領を続けるブッシュ米大統領の訪独に「抗議の笛を吹こう」と呼びかけ、来年二月のブッシュ大統領訪独を大規模な抗議集会・デモで迎える計画を発表しました。

 抗議行動の呼びかけは、米国政府が二十一日、同大統領訪独を明らかにしたことを受けたもの。ドイツ中部のカッセルに本部を置く平和政策懇談会全国委員会は二十二日、「ブッシュ政権の世界規模で永続的に戦争を続けようとする政策をドイツ国民のほとんどが拒否していることをはっきりと示そう」と来年二月二十三日に「欧州はブッシュに抗議の笛を吹く」とのスローガンで抗議行動を呼びかけました。

 平和政策懇談会全国委員会は毎年十二月、ドイツの百以上の平和団体の交流を進め、連絡調整を行う平和政策懇談会を開催。ドイツの全国労組や反グローバル化組織のアタック、欧州各国平和団体との共同行動も行ってきました。

 具体的な計画は一月二十三日にカッセルで平和運動全国行動会議を開き決定します。

 ドイツではイラク戦争前の二〇〇二年五月にブッシュ大統領訪独時の十万人規模の抗議集会、〇三年二月にイラク戦争反対のベルリン五十万人集会が開かれています。

 呼びかけでは、ドイツ国民はイラク戦争に強く反対してきたと指摘しています。

 一方、アタックも二月二十三日に抗議行動をおこなう方針です。平和団体との共同行動も検討していくとしています。



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