2005年1月12日(水)「しんぶん赤旗」 女性天皇を含めた検討は自然市田書記局長 会見で質問に答えて
日本共産党の市田忠義書記局長は十一日、国会内の記者会見で、女性天皇についての考えを記者団に問われ、「もともと(天皇が)男性でなければならないとの合理的根拠はない。女性天皇を是とする方向での議論・検討が行われても自然ではないか」と答えました。 市田氏は、「日本共産党綱領は、天皇条項を含めて憲法の全条項を守るという立場だ。天皇制の扱いについては、一人の個人が世襲的に『国民統合』の象徴となるというのは、民主主義、人間の平等の精神と両立しない。しかし、それは将来的に国民の合意によって決めるべきだ。天皇制との共存というのがわが党の綱領的立場だ。もともと男性でなければならないという合理的根拠はない。女性天皇を含めた検討が議論されることについては賛成だ」とのべました。 |