2005年2月5日(土)「しんぶん赤旗」

「8月15日に靖国参拝を」

首相に民主議員が催促

衆院予算委


初めて民主議員にいわれたと首相

 四日の衆院予算委員会で、民主党の中津川博郷議員が、小泉純一郎首相に「八月十五日に靖国参拝に行くべきだ」と迫る質問をしました。

 小泉首相は、これまでも国会で靖国神社参拝について問われ、「適切に判断する」という答弁を繰り返しています。

 この答弁に納得がいかない中津川氏は、「八月十五日に靖国参拝に行くんですか、行かないんですか」と首相に迫りました。小泉首相が「いろいろなことを判断している。外交問題もありますし、相手の立場もありますから」と答えると、中津川氏は「総理、中国がそんなにこわいですか」などと声を張り上げました。

 小泉首相が首相になった当初「八月十五日に参拝する」と言っていたことについて、「小泉さんだったらやってくれる」と期待したという中津川氏。それを実施していないことを“公約違反”などとして、「公約なんですから八月十五日に行くべきですよ」と催促しました。

 小泉首相は「民主党の議員から八月十五日に行けといわれたのは初めて」だと応じ、「傾聴に値する意見」だとしながら「相手の立場も考えながら適切に判断していかなければならないと思っている」と繰り返しました。



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