2005年2月11日(金)「しんぶん赤旗」 混合診療・介護保険改悪反対“保険で平等医療を”集会と要請行動
「混合診療反対・介護保険改悪許すな 国会内集会」が十日、参院議員会館で開かれ全国から会場にあふれる約二百人が参加、議員要請行動をおこないました。医療や患者団体でつくる医療団体連絡会議が主催したもの。 室生昇全国保団連会長が主催者を代表し「患者に医療格差と負担増を持ち込む混合診療や介護保険改悪など社会保障の後退を許さずたたかおう」とあいさつしました。 日本患者・家族団体協議会の栗原紘隆副代表が来賓あいさつし患者団体が発言。日本肝臓病患者団体協議会の代表は、混合診療は患者負担の増加につながると批判し、「保険証一枚でだれでも平等に治療がうけられるように頑張りたい」と語りました。 各地の取り組みを交流。宮城保険医協会の歯科医師は、混合診療の一種の差額徴収を認めていた歯科は、その後も保険点数が低く抑えられ保険医療費に占める割合も下がっていると指摘。「保険外医療になったものはまず保険内に入ってこない。患者はいくらかかるのか不安になり受診抑制を招く」と語りました。 群馬民医連の代表は、介護保険見直し問題で、自治体や施設、介護サービス事業者に幅広く呼びかけ三百人の参加で介護保険フォーラムを開催。「軽介護者は予防給付だけになると生活ができなくなる」(リハビリ医)「ホテルコストが払えず、施設を出ざるを得ない人が四人いる」(介護施設)などの意見が出たと報告しました。 日本共産党の紙智子参院議員が来賓あいさつしました。 |