2005年2月24日(木)「しんぶん赤旗」

消費税増税

3%じゃすまない

党首討論で首相


 通常国会初の党首討論が二十三日開かれ、小泉純一郎首相と民主党の岡田克也代表の間で安全保障問題や消費税の目的税化を含めた社会保障の議論が交わされました。

 消費税を増税して社会保障の財源に充てることについて小泉首相は「消費税を考えた場合に年金だけでいいと私は思っていない。医療も介護も入ってこないと。年金目的税で民主党は3%でいいといっているが、それじゃすまないと思う」とのべ、年金だけでなく医療や介護も含めた財源としての消費税が際限なく増税される可能性を示唆。

 「同じテーブルに乗って早く年金改革の議論を進めた方がいい」と、改悪年金法の衆院通過時に結んだ三党合意に基づく協議に応じるよう民主党に呼びかけました。

 これに岡田氏は「まず年金制度について骨格をつくればそれを前提に議論を進められる。ある程度の枠組みが決まらないとできない」とのべ、民主党が提起している消費税を基礎年金の財源とした一元化について首相の答弁が否定的な姿勢に終始したことで、与野党協議には応じられない意向を示しました。



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