2005年3月5日(土)「しんぶん赤旗」
米兵死者1500人突破
イラク 民間人犠牲1万8000人
【ワシントン=山崎伸治】二〇〇三年三月の開戦以来、イラク戦争・占領で死亡した米兵の数が三日、千五百人を超えました。二日、バグダッドで道路わきにしかけられた爆弾の爆発により二人、バグダッド南のバビル県で一人が死亡。総計千五百二人となりました。
イラクの民間人の犠牲者は、イラク・ボディー・カウントによれば最大一万八千四百四十三人となっています。
二月の死亡者は五十八人で、昨年七月以来で一カ月の数としては最低となっています。その理由について米国防総省のエレリ報道官は三日の記者会見で、情報収集活動が改善したこと、イラクの治安部隊が直接、武装勢力に対抗するようになったことを挙げました。