2005年3月17日(木)「しんぶん赤旗」

介護保険改悪止めよう

中央社保協が決起集会


 介護保険改悪法案の国会審議入りが月内にも見込まれるなか、中央社会保障推進協議会は十六日、東京・霞が関の参院議員会館で「介護保険改悪反対決起集会」を開きました。民主団体や地域社保協の代表ら百二十人が参加。社保協パンフ『これでいいのか介護保険』を活用して学習会や宣伝を無数に展開し、「介護保険の改悪に反対し、改善を求める署名」を通常国会に集中しようと確認しました。

 日本共産党の小池晃政策委員長が、軽度者の訪問介護などサービスを制限し、施設入所者から居住費や食費を全額徴収するなど改悪案の問題点を解説。「まだ改悪内容がよく知られていない。世論を広げて改悪をストップさせよう」と訴えました。

 各地の運動を交流しました。長野県社保協は、「自治体に改悪反対の陳情を採択させる運動に取り組み、県内66%の自治体で採択された」と発言。北海道北見市のオホーツク勤医協は「一万筆目標の改悪反対署名が七千五百筆を突破。目標を一・五万に引き上げた。四月には宣伝カーを出し署名を持って地域訪問をしたい」と語り拍手に包まれました。

 また東京社保協は「草の根学習会を五十四回開き約二千二百人が参加。五十万を目標に署名に取り組んでいる」とのべ、神奈川県社保協は「県内千二百の在宅介護事業所にパンフと署名用紙を郵送。返事が返ってきている」と報告。また東京自治労連は「サービス制限でヘルパーの半数は失業する。すでに労働相談が相次いでいる」と語りました。


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