2005年3月19日(土)「しんぶん赤旗」
消費税17年目へ怒り
「なくす会」常任世話人会 4・1行動提起
消費税をなくす全国の会は十六日、東京都内で常任世話人会を開きました。
会議では、昨年七月に比べ、最近の世論調査で消費税増税反対が72%に増えているとの報告がありました。
また「『全国の会』作製のパネル用ポスターに多くの人が足を止め、『このとおりだ』という。国民の怒りの強まりを実感した」(東京)、「団体への申し入れでは、これまで十分対話できなかったところからも反響がある」(大阪)といった発言が相次ぎました。「国民負担増が始まり、さらに消費税増税ではたまらない」との声が強まっていると話し合いました。
自民、公明、民主の三党による消費税増税を含む社会保障見直しの協議については、二〇〇七年の増税実施へ向けた世論の抑え込みにねらいがあると討論。「世論誘導に負けない運動を広げるためにも、消費税導入十七年目の四月一日の『怒りの行動日』を例年にない規模で成功させよう」と申し合わせました。
「怒りの行動日」の一日には、「隅田川に消費税増税反対のアドバルーンをあげる」(東京・台東の会)、「大型パネルを掲げて地下鉄沿線いっせい宣伝をする」(愛知)などの計画があることが紹介されました。