2005年3月22日(火)「しんぶん赤旗」
「平和が一番」
高校生 全国から東京に
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「戦争反対、平和が一番!」「ぼくたちみんなで平和をつくろう!」。イラク占領をやめさせ、憲法九条を世界に広げようと二十一日、東京・渋谷で、全国高校生平和大集会が開かれ、全国から集まった八百人の高校生の声が響きました。
「活動の交流」では、各地から参加の高校生が、地元で集めた平和メッセージのデコレーションなどを手に壇上からアピール。青森県の高校生平和ゼミ「青森ぴーすすかい」の二十人は、青森市のねぶた、弘前市のねぷたの衣装で参加。七人誘って参加した二年生の長久保郁希さんは「私たちは無力ではない。戦争のない平和な世界を」と呼びかけました。
繁華街のパレードでは、汗ばむ陽気のなか、しっかりアピール。福岡と群馬の高校生は、百六十枚の布に平和の一言を書いてもらい、タペストリーにした合作を手に歩きました。福井の女子高校生三人組は、平和への一言を書いてもらった風船を身にまとってのパレードです。
福島の高校生は、地元の民謡・会津磐梯山の替え歌を工夫。♪総理小泉さん/意地でも出したい自衛隊/ブッシュの顔色、機嫌が心配で/そーれは憲法違反だよ/あーもっともだ、もっともだ〜♪ 歩道を歩く人が笑っています。
集会では、プロボクサーの小林秀一さんがミニ講演。「武力でなく話し合いで解決できるようになってほしい」と訴えました。午前の講演会では、イラクのボランティア活動をつづける高遠菜穂子さんが映像を使って、占領軍によるイラク国民の弾圧など、生なましい実態を紹介しました。