2005年3月24日(木)「しんぶん赤旗」
たたかいは、これから
志位委員長 会見で強調
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日本共産党の志位和夫委員長は二十三日、国会内で会見し、政府・与党が参院本会議で政府予算の成立を強行したことについて、つぎのようにのべました。
一、来年度予算の最大の問題点は、定率減税の半減をはじめ、大増税路線の一歩を踏み出すものになっていることだ。
わが党は、家計所得が大きく減っているもとで、大増税路線に踏み出すことは、経済と景気を破壊する、無謀きわまりないものであることを強く警告したが、政府がこの批判に耳を傾けないまま、予算を強行したことは、まったく責任のない態度だ。経済失政をくりかえすことになることを、重ねて警告したい。
一、予算が強行されたとはいえ、大増税・負担増路線との本格的なたたかいは、これからがいよいよ重要になってくる。
庶民増税では、定率減税の廃止、年金課税の強化、消費税増税などが、今後の大問題になる。社会保障でも、年金、介護、医療の負担増、給付減がひきつづく大問題だ。
すでに強行された庶民増税・負担増の実施の中止とともに、大増税路線のこれ以上の暴走をストップさせるために、国会内外でひきつづき力を尽くす。