2005年4月2日(土)「しんぶん赤旗」

「まっぴらごめん 消費税増税」

導入17年目

署名に反響


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宣伝・署名行動をする消費税廃止各界連絡会の人たち=1日、東京・新宿駅西口

 消費税が導入されて十七年目になる一日、消費税廃止各界連絡会が呼びかけた「怒りのいっせい宣伝・署名行動」が、山口市や熊本市では怒りのデモ行進など全国各地で工夫をこらしておこなわれました。

 消費税が導入されて以来の長期にわたる負担増は国民の家計を大きく圧迫し、世論調査では消費税増税反対が七割にも達しています。しかし、政府は、社会保障の切り捨てや定率減税の縮小・廃止など、増税路線に拍車をかけようとしています。

 東京・JR大塚駅前で消費税増税反対の署名をした八戸守雄さん(70)=練馬区=は、「10%への増税はまっぴらごめんだ。年金は減るわ、健康保険は高くなるわ、退職してからも負担は増えっぱなし。増税でなく減税しろと政府にいいたい」と憤ります。

 この日、東京・台東区の消費税廃止台東連絡会と消費税をなくす台東の会は、「ストップ、消費税増税」のアドバルーンをあげ、待乳山聖天(まつちやましょうでん)公園で区民集会を開きました。小池秀雄浅草民商会長らが、「福祉や高齢者のためと導入された消費税だが、福祉は後退、国民負担は増えるばかり。今こそ、国民の声を集めて増税をストップさせよう」と呼びかけました。

 消費税廃止各界連絡会は東京・JR新宿駅西口で宣伝行動、日本共産党の紙智子参院議員が参加しました。消費税をなくす全国の会は都内各地で行動。日本共産党は、支部や地区委員会が各地で各団体とともに宣伝などをしました。「怒りのいっせい宣伝・署名行動」は、三日までおこなわれます。


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