2005年4月10日(日)「しんぶん赤旗」

過ち繰返さない教育を

韓国代表 国連人権委で発言


 韓国外交通商省によると、ジュネーブで開かれている国連人権委員会で八日、韓国代表の朴仁国・次席大使が日本の歴史教科書問題に関し、「正確な事実に基づいた歴史教育を通じ、子どもが正しい世界観を形成できるようにすることが非常に大事だ」と述べました。同日の議題は「子どもの権利」。韓国代表が教科書問題で発言するのは六日に続き二度目です。

 朴氏は、日本の一部の歴史教科書は、「過去の日本の過ちを正当化し美化する内容を含んでいることに遺憾の意を表明する」とし、正しい歴史教育によって「従軍慰安婦」など過去の組織的な人権侵害行為が将来再発しないようにすることができると強調。「日本政府は歴史的な事実が忠実に反映した教科書を通じ、子どもが真の教育を受けられるようにする義務がある」と訴えました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp