2005年4月14日(木)「しんぶん赤旗」

給付減・負担増になる

年金一元化にはくみせず

志位委員長が見解


 日本共産党の志位和夫委員長は十三日の記者会見で、十四日の社会保障両院合同会議にかかわり、民主党が主張している「年金制度の一元化」についての考えを問われ、「各年金制度の格差をできるだけなくしていくことは必要だ。その方法としては、最低保障年金制度という土台部分をしっかりさせることで全体の底上げをし、その格差を縮めていく方向をめざすべきだ」とのべました。

 志位氏は、保険料の半分を企業が負担している被用者年金を、企業負担のない国民年金にあわせれば、企業負担がなくなり大企業は喜んでも大幅な給付減となること、逆に国民年金保険料の水準を厚生年金の水準に引き上げれば、自営業者はとても払えないことを指摘。いますすめられている道では、給付は低い方にそろえ、負担は重い方にそろえることにしかならず、「給付減、負担増になる一元化にくみすることはできない」との立場を示しました。


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