2005年4月14日(木)「しんぶん赤旗」
改憲のまとめは不要
共同センターが緊急行動
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衆院憲法調査会の幹事会が「最終報告書」を十五日にも衆院議長に提出を狙い緊迫するなか、憲法改悪反対共同センターは十三日、改憲の方向で最終まとめを強行するのは許さないと緊急に国会議員要請をしました。
約五十人の参加者が参院憲法調査会委員と衆院議員に要請。行動に先立って、国会に近い憲政記念館で開かれた集会では、全商連の国分稔会長が主催者あいさつ。「いま、がんばれば憲法改悪反対の世論をどんどん広げられる情勢を迎えている」と訴えました。
埼玉県所沢民主商工会事務局員の近藤きえさん(43)は「十六年間無認可保育所を経営してきましたが、子どもたちに『どんな理由があっても、相手を傷つけてはダメ』と教えてきました。憲法九条をなくし、海外で戦争をするのは許せません」と話します。
日本共産党の仁比聡平参院議員が国会情勢を報告。「憲法調査会設置の趣旨から逸脱した最終まとめが出されようとしているのは許せない。全力でたたかいましょう」と激励しました。