2005年4月19日(火)「しんぶん赤旗」
九条の会
党派超え議員共同
千葉・116人 県段階で初
「九条の会」アピールに賛同し憲法九条改悪を阻止しようと千葉県習志野市で十七日、日本共産党、社民、新社会、市民ネットなど党派を超えた「九条の会・千葉地方議員ネット」が結成され、総会に約六十人が参加しました。同ネットによると、九条を守ろうと超党派議員が都道府県レベルで共同するのは全国初。
同ネットは、作家の大江健三郎氏や井上ひさし氏ら九人の識者による「九条の会」アピールに賛同して結成されました。
結成総会当日にも申し込みは増え続け、総会終了時で二十二市、三町、県の各議会の百十六人が賛同しました。
総会には、日本共産党から県議団をはじめ約二十人の地方議員が出席。規約として、九条改悪に反対する宣伝、集会活動、憲法九条の精神にもとづいた地方行政の推進、各議会の各会派から世話人を出すことなどを確認しました。憲法調査会など国会審議の傍聴なども計画されています。
最後に「憲法九条の『改正』は、軍事優先国家への道。福祉の向上と平和を願う議員も、この危険性を黙視できない。『九条を守る』一致点で結集し、ネットワークを広げ、市民と力を合わせて活動する」とするアピールを採択しました。