2005年4月22日(金)「しんぶん赤旗」
200万人会員めざす
消費税なくす会 常任世話人会
消費税をなくす全国の会は二十日、東京都内で常任世話人会を開き、大増税に反対する運動の高まりを交流し、なくす会をいっそう強化する方針を決めました。
消費税導入十七年目の四月一日にとりくまれた「怒りの行動」は、「アドバルーンでアピール」(東京・台東の会)、「『お国言葉・消費税紙芝居』が注目された」(京都、広島)など北海道から沖縄まで百二十八の「会」がいっせいに行動し、のべ千二百三十人が参加しました。
そのなかで若者の署名が目立つとともに、「これでは生きていけません」と切実な高齢者の声がよせられ、一日だけで会員が千五百人ふえ、消費税増税に反対する国会請願署名が五千七百人分集まったことが紹介されました。
「一日の行動としては近年になかった」「増税ノーは国民の多数派。『会』への期待が高まっている」との発言が相次ぎました。山形県鶴岡市の田川地域では、百二十八人が入会し、パンフレットを学習し、「会」が結成されました。「全国の会」のホームページをみた自民党の後援会員から「『会』の発展を期待する」というメッセージが寄せられたことも報告されました。
国会や政府税調の動きなどから、秋にかけての運動がいっそう重要になってきており、広がる増税反対の世論をさらに高めるため、二百万人の「会」をめざして毎月一万人以上の会員を増やすこと、地域の「会」の活性化と新しい「会」づくりを大いにすすめていくことを確認しました。