2005年6月11日(土)「しんぶん赤旗」
本紙掲載「“靖国史観”とアメリカ」
中国新華社が配信
中国国営新華社通信は八日の電子版で、「しんぶん赤旗」五月二十七日付が掲載した論文「“靖国史観”とアメリカ」を紹介する記事を配信しました。
記事は、靖国神社が宣伝する「靖国史観」の矛先が、アジア諸国だけでなく、米国をはじめとする日本とたたかった「反ファッショ連合国すべてに向けられている」点をとくに指摘しています。
同通信の記事のタイトルは「日本の新聞 靖国神社は日本の侵略戦争を赤裸々に美化している」。
記事は論文の要旨を紹介するなかで、論文が靖国神社内の「遊就館」で上映しているビデオのナレーションなどを引用し、「太平洋戦争をひきおこし、アジア・太平洋にあれだけの大惨害をもたらした元凶は、アメリカだった――こういう宣伝が、靖国神社では毎日繰り返されている」とのべていると報じています。
そのうえで、「この“靖国史観”の矛先は、日本が侵略した中国などのアジア諸国だけでなく、日独伊のファシズム・軍国主義の侵略陣営とたたかった反ファッショ連合国のすべてに向けられています」と指摘した部分を紹介しています。
この記事は、国営中国中央テレビ、中国共産党機関紙・人民日報が運営するサイトのほか、多くの中国の主要サイトにも掲載されています。