2005年6月17日(金)「しんぶん赤旗」

「靖国参拝中止を」
首相に意見書送付

侵略戦争正当化の神社 反省と両立せず

北海道余市町議会で全会一致


 北海道・余市町議会は十六日、日本共産党議員団提出の「小泉首相の靖国神社参拝の中止を求める要望意見書」を全会一致で可決し、直ちに小泉首相に送付しました。

 意見書は、靖国神社が、一般的な戦没者追悼施設ではなく、「戦後も、戦争中と同様に『英霊の顕彰』を行い、侵略戦争を正しい戦争だったと宣伝しています」と指摘。小泉首相の靖国神社参拝について、「戦没者への追悼という気持ちを『日本の戦争は正しかった』という立場に結びつけることになり、侵略戦争への反省とは両立しません」と批判。「靖国神社参拝の中止を言明し、実行されるよう強く要望」するとしています。

 同町議会は定数二十二で、会派別議員数は明政会(自民系)八、新自治研究会(民主系)七、日本共産党四、公明党二、無会派一です。


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