2005年6月26日(日)「しんぶん赤旗」

首相の靖国参拝継続決議

日本会議国会議員懇談会

民主党議員も参加


 日本会議国会議員懇談会(会長・平沼赳夫衆院議員)の、「首相の靖国神社参拝継続を支持する」との決議をあげた会合(二十二日)に、首相の参拝中止を求めているはずの民主党の議員が参加していたことが明らかになりました。民主党の岡田克也代表は、二日の予算委員会で小泉首相に対し「靖国には総理としていくべきでないと思います」とのべています。

 同懇談会は、「本来の国柄に基づく『新憲法』の制定」などを目標とする右翼改憲団体の「日本会議」と連携する国会議員の集まりです。

 今回の会合での決議文では、「首相の靖国神社参拝は当然のことであり、我々はその継続を支持する」と表明。「戦後、政府・国会は『A級戦犯』を犯罪者とは見なさなかったし、『A級戦犯』の分祀(ぶんし)はこれまでの政府のあり方を否定するもの」、「国立追悼施設については、それがわが国の戦没者追悼の中心施設である靖国神社に代わり得ないことは明白」などとしています。同会合では「教育基本法改正案の一日も早い国会提出を」との決議もあげています。

 これらの決議をあげた会合には自民党を中心に百人以上が参加(代理出席含む)。民主党からも米沢隆、西村真悟、松原仁(代理)の各衆院議員らが参加しました。

 また同懇談会には二百人を超える自民党議員が加盟していますが、民主党の衆参の国会議員二十五人も加盟しています。


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