2005年6月27日(月)「しんぶん赤旗」
全労連・公務労組連絡会
政府「骨太方針」を批判
小泉内閣が「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(骨太の方針二〇〇五)を閣議決定したことに対し、全労連や公務労組連絡会が談話や声明を発表しています。
全労連は二十一日、坂内三夫事務局長の談話を発表。「骨太方針」が徹頭徹尾、民間企業が自らの負担を軽減し、利益を生み出す源泉を“官業”からもぎとるかに腐心していると指摘。これでは「希望が持てない人が増え不安定化」し、「活力のない社会」へと日本を陥らせてしまうと批判しています。
「骨太方針」を撤回し、誰もが健康に暮らせる社会保障制度の確立や、青年雇用問題で政府・企業の社会的責任を果たさせる政策をとるよう求めています。
公務労組連は二十二日、「閣議決定に抗議する」との幹事会声明を発表。「骨太方針」が主眼とする「小さくて効率的な政府」とは、徹底した「公務リストラ」の推進と地方自治体への負担を強化することにあると指摘。公務労働者は公務・公共サービスの営利企業化・商品化に断固反対するとのべています。