2005年7月16日(土)「しんぶん赤旗」
憲法・靖国・教科書で運動強化
全国革新懇が代表世話人会
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は十五日、東京・文京区内で代表世話人会を開き、六月に過去最高の規模で成功した全国総会を力に、革新懇運動を推進していくことを討議しました。
全国総会は、革新懇が「九条の会」を広げる活動や、地域、職場で憲法改悪反対運動をすすめる推進力になっていること、同時に医療や教育など切実な要求と結んだ各地の実践が報告され、三つの共同目標(平和、暮らし、民主主義)にもとづく共同の広がりが確信を深めたと、強調されました。
都議選の結果については二人区での日本共産党の勝利などが紹介され、「二大政党づくり」の動きを打ち破れることが端緒的ではあるが示され、無党派との共同をいっそう強めていくことの重要性が指摘されました。
憲法問題では自民党の改憲要綱案をみても狙いの中心は九条改悪であり、海外での武力行使に反対する国民との共同をどれだけ広げるかが大事だとの発言が出されました。
侵略戦争肯定の意思表示の意味をもつ小泉首相の靖国参拝に、反対の申し入れを行うことを確認。「新しい歴史教科書をつくる会」(扶桑社版)の教科書採択の動きには、各地の革新懇が採択するなの申し入れをおこなっていることが紹介されました。地域・職場革新懇の結成、会員の拡大にも力をつくすことを申し合わせました。