2005年7月16日(土)「しんぶん赤旗」
長岡京市から改憲・大増税ノー
二大政党打破の審判を
京都 市田書記局長が訴え
日本共産党の市田忠義書記局長は十五日夜、十月に市議選がある京都府長岡京市での党創立記念演説会で国政、市政と党を語り、「政治の梅雨明けは国民自ら勝ち取るもの。連帯の社会、国民主人公の政治の実現のため日本共産党を大きくしてほしい」と入党と市議選勝利を訴えました。七百五十人が参加しました。
市田氏は、自民党から民主、公明まで今の改憲派のねらいは、九条を変え、これを望む米国とともに海外で戦争できる日本にすることだと強調。
「二度と戦争はしない」との戦後世界の原点を踏みにじれば「日本は孤立する」とのべ、そのことは、侵略戦争を正当化する靖国神社への首相参拝への批判をみれば明らかだと話しました。
情勢は切迫しているが、「九条の会」などの運動の広がりとともに、日本共産党が草の根で頑張っていることが戦前とは決定的に違うと強調。「反戦平和を貫いてきた日本共産党の躍進で世界共有財産となった憲法を守りぬこう」と訴えました。
暮らしの問題では、サラリーマンへの大増税計画や消費税の二ケタ増税を、自民、公明、民主も主張しているとのべ、「長岡京市民は大増税ノーの意思を示そう」とよびかけました。
二人区で勝利した都議選など一連の中間選挙の結果をみれば、これを打破することは可能だとし、「二大政党づくりを長岡京市から打ち破ろう」と力説しました。
演説会では、定数二十六の市議選で一議席増をめざす六人の党市議候補が決意を訴え。石村かず子衆院京都3区候補がメッセージを寄せました。