2005年7月16日(土)「しんぶん赤旗」

庶民の金融機関守ろう

名古屋 郵政民営化反対でデモ


 「庶民の金融機関つぶすな」――。郵政民営化法案が参院で審議入りした十五日夕、名古屋市中区栄の繁華街にシュプレヒコールが響きました。郵産労と愛労連(愛知県労働組合総連合)が、郵政民営化反対集会・デモを共同で行ったもので、二百五十人が参加しました。

 集会では愛労連の見崎徳弘議長、郵産労東海地方本部の藤森茂里夫委員長のあいさつに続き、視覚障害者が、「点字がうってあって音声ガイドもある郵便局のATM(現金自動預払機)は視覚障害者にとってはとても貴重。民営化されるとどうなるか」と不安を訴えました。また、郵便局のネットワークが守られるかという問題についても、「近所の特定郵便局が、民営化後への不安で後継者がでず、この三月に閉鎖してしまった。障害者が自力で利用できる金融機関が地域から無くなってしまった」と、すでに深刻な実情があると報告しました。

 デモ参加者は、赤い郵便ポストにふんするなど思い思いの方法で街をゆく人たちにアピール。八田ひろ子前参院議員も参加しました。


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