2005年8月9日(火)「しんぶん赤旗」

総選挙――庶民増税、改憲への態度が問われる

NHK「日曜討論」 志位委員長が発言


 日本共産党の志位和夫委員長は七日のNHK「日曜討論」で、こんにちの政治状況について「自民党政治の中で閉塞(へいそく)感が強まっている。ここまできたら主権者である国民が一票を投じたい、という思いもかなり強い」と指摘しました。

 志位氏は、解散・総選挙となった場合、(1)消費税大増税・サラリーマン大増税の庶民増税(2)日本を「戦争をする国」にしようとする憲法改悪―の二つの重大問題に対する態度が問われる選挙になると指摘。この問題では「自民も民主も同じレールを推進の方向で競っている」と述べ、「自民党政治に対決し国民の立場でがんばりぬける“たしかな野党”が必要だ。この党をのばしてこそ日本の政治の新しい道が開ける」と力説しました。

 「小泉改革」に対する評価を聞かれた志位氏は、「痛みに耐えれば明日が見えてくる」といって「構造改革」を押しつけたが、「痛み」の「押しつけ」の先に見えてきたのは庶民大増税計画だと述べ、「痛みに耐えても明日がない」ということがはっきりしたと強調。外交についても、小泉首相が靖国神社参拝に固執した結果、「アジアでも世界でも相手にされないような大破たんがおこっている」と指摘。「内政・外交ともに自民党政治はゆきづまった。新しい政治が求められている」「(選挙になったら)反転攻勢で前進・勝利をめざす」と述べました。


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