2005年8月18日(木)「しんぶん赤旗」

バグダッド中心部で

連続爆弾テロ、43人死亡


 【カイロ=小泉大介】イラクの首都バグダッドで十七日午前(日本時間同日午後)、バス停などをねらった自動車爆弾テロが連続三回発生し、現地からの報道によると、イラク人少なくとも四十三人が死亡、八十九人が負傷しました。今月に入って最悪の爆弾テロとなりました。

 最初の爆発はバグダッド中心部のバス停に停車していた警察車両のそばで発生しました。朝の通勤時間帯だったため、バス停は混雑していました。その直後、近くのバスターミナルで二回目の爆発が起きました。三度目の爆発は、先の二度の爆発による負傷者が運ばれた病院の付近で発生しました。

 さらに同日、北部キルクーク近郊でイラク軍新兵の乗ったミニバスが武装勢力の待ち伏せをうけ、兵士六人が殺害され、ベイジでも三人のトラック運転手が武装勢力によって射殺されるなど合わせて十一人が死亡しました。

 イラクでは十五日、憲法草案作成が難航し、起草期限の一週間延長が国民議会で決定されたばかり。

 一方、イラク駐留米軍の発表によると、バグダッドで十六日、道路脇に仕掛けられた爆弾による攻撃で米兵一人が死亡したと発表しました。


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