2005年8月22日(月)「しんぶん赤旗」
郵政民営化やめさせよう
大阪、兵庫で市田書記局長
日本共産党が五議席以上の獲得をめざす近畿ブロック(定数二十九)の応援に駆けつけた日本共産党の市田忠義書記局長は二十一日、前日の京都に続いて大阪・難波、兵庫・神戸元町、尼崎で訴えました。
大阪なんばパークス前(聴衆千二百人)では吉井英勝比例候補や大阪の小選挙区候補、神戸元町・大丸前(同千五百人)とJR尼崎駅前(同九百人)では平松順子比例候補、兵庫の小選挙区候補と演説。吉井候補は「国民に痛みを押し付ける自民党政治にきっぱりと対決するたしかな野党、日本共産党を伸ばしてください」、平松候補は「JR脱線事故やアスベスト問題で被害者の怒りを代弁するため、国会に送ってください」と力説しました。
市田書記局長は、自民、公明が「改革の本丸」という郵政民営化はどんなものなのかを説明しました。
市田氏は、小泉首相が前日、兵庫県内の演説で「小さな政府にするため公務員を減らし税金の無駄遣いをやめさせる」と主張したことについて、「郵政公社の職員給与、事業、郵便局の維持費には、郵政省の時から税金が一円も使われていない」との事実をあげ、「まったくの大うそだ」と批判。「郵政民営化をやめさせ、『構造改革』の名による庶民いじめの政治へ審判を下そう」と訴えました。
神戸市東灘区に住む本多創一さん(38)は「民営化でサービスが良くなるのでなく反対だということがよくわかった」との感想を寄せました。
前日は小泉純一郎首相が兵庫に入ったほか、公明党の神崎武法代表、浜四津敏子代表代行が大阪に入り、「改革」「郵政民営化」を連呼しました。