2005年8月29日(月)「しんぶん赤旗」
消費税増税 自公民が明言
総選挙の争点に
07年度めど 自民幹事長
3ポイント上げる 民主代表
やむをえず 公明代表
自民党の武部勤幹事長は二十八日のフジテレビ系番組「報道2001」で、税制改革について、「社会保障には莫大(ばくだい)なお金がかかる。一方で歳出を削減し、一方で国民に協力を求める」と発言。司会者に「マニフェストに『二〇〇七年度をめどに消費税を含む税の抜本的改革』とあるのは、消費税を上げるということか」と問われ、「それはそうだ」と明言しました。
小泉首相退任後の〇七年度をめどに消費税率アップに踏み切る考えを明らかにしたものです。
一方、民主党の岡田克也代表は同番組で「私たちは年金の保険料は税方式に変えます。その分、消費税は3ポイント上げて、保険料を安くする」とのべ、「年金目的消費税」を導入すると発言。自民党も民主党も消費税増税で足並みをそろえました。
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公明党の神崎武法代表は同日午後、自民党の武部幹事長が〇七年度をめどに消費税率を引き上げる考えを示したことについて「必要があればやむを得ない」と容認する考えを示しました。党本部で記者団に語ったもの。