2005年9月9日(金)「しんぶん赤旗」
爆弾攻撃で20人死亡
イラク南部
【カイロ=小泉大介】イラク南部の主要都市バスラで七日、中心部のレストランが自動車爆弾による攻撃をうけ、現地からの報道によると、子ども二人を含む少なくとも十六人が死亡、二十一人が負傷しました。
同レストランは通常、イラク治安部隊員が食事に訪れることで知られ、爆発が起きた午後九時ごろには夕食を取る客でにぎわっていました。
バスラでは七日午前には、米国大使館出張所関係者が乗った車列が道路脇爆弾の攻撃をうけ、米国人警備員四人が死亡しました。バスラはイスラム教シーア派住民が多数で、これまで治安が比較的安定しているとされてきましたが、五日にも道路脇爆弾の爆発で英兵二人が死亡するなど情勢が悪化しています。