2005年9月22日(木)「しんぶん赤旗」
郵政 憲法 大増税 自民の思い通りにさせません
国会へ昼休みデモ
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「郵政民営化、憲法改悪、大増税は反対」。特別国会が開会した二十一日、東京・日比谷公園から国会に向けて昼休みにデモ行進する約二百人の唱和が響きました。声を上げ歩く郵産労東京中央郵便局支部の上野充弘支部長(58)は「先の国会で一度、郵政民営化法案を否決した事実を確信にしたい。郵政サービスの公共性を堅持し、ふさわしい労働条件を守らせることを引き続き追求していきたい」。
国民大運動実行委員会と中央社保協、安保破棄中央実行委員会の共催。新日本婦人の会の高田公子会長は「草の根の世論を広げ、私たちの未来をしっかり守っていくために力を尽くしたい」と主催者あいさつしました。
「憲法は平和の砦(とりで)」と書いたタペストリーを掲げて歩く東京・中野区の長沢朋子さん(72)は「再び戦争する国になることだけは絶対にイヤ。憲法九条を守りたい」と力を込めました。「郵政一本で自民党に投票した人にも『憲法ではどうですか』と問いかけ、足元から運動を広げていきますよ」と話していました。
「思わぬ形で“大勝”した自民党の思い通りにさせたくありません」。全教本部の書記、伊藤知行さん(25)は公教育にも民営化の流れを強める公共サービス攻撃があるとし、「いろんな機会に声を上げていきたい」と語りました。
国会前では、出迎えた日本共産党の志位和夫委員長や市田忠義書記局長らとエールを交換。この後、議員会館で開いた院内集会では全労連の熊谷金道議長があいさつ、市田書記局長が国会報告しました。