2005年9月25日(日)「しんぶん赤旗」

民主代表

国家公務員の人件費

“2割削減が出発点”


 民主党の前原誠司代表は二十三日夜、公務員制度改革問題については「(国家公務員の人件費)二割削減がスタートラインだ。それからどれくらい削れるか深掘りする。多数決にならないよう徹底的な議論を求めたい」と語りました。大阪市内で記者団の質問に答えました。

 前原氏は小泉純一郎首相が議員年金制度を見直すよう指示したことについて「いいことはどんどん協力していけばいい」と語り、与党側と協力して見直しを進める考えを示しました。「いい意味で改革競争をしたい。われわれが議員年金(廃止法案)を出す。与党も出すということは大変結構なことだ」と述べました。

 また、党内での意見集約に関しては「重要政策で後手後手に回らない。タイムリミットはある。まとまらなければ多数決も辞さずだ」と指摘。ただ、憲法改正問題については「衆参で三分の二以上の賛成が必要なので、多数決になじまない」と述べました。


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