2005年9月25日(日)「しんぶん赤旗」
自民選挙終わったら「増税」声高
“困ります”と買い物客
消費税なくす会が宣伝
東京・巣鴨
「やっぱり出てきた消費税アップ。増税はいらないの声を、みんなであげましょう」―消費税をなくす全国の会と東京の会は二十四日、東京都豊島区のJR巣鴨駅前で宣伝しました。
台風が近づき暗い曇天に人通りはまばらでしたが、「総選挙で自民党は『増税なし』と言いながら、多数の議席を得たとたん、消費税などの増税を口にしはじめました」などの訴えと入会署名のよびかけに足をとめる人も。
「うちもサラリーマン家庭の四人ぐらし。増税されると困ります」と署名したのは、埼玉県東松山市在住の女性(50)。大学生の子どもがいて、いまいちばんお金が必要な時期です。「小泉さんは『任期中には消費税は上げない』といっていたのに、増税の話がなぜ出てくるのかしら」と話します。
「毎日、地蔵通り商店街に買い物に来ています。消費税をあげないでほしい」という豊島区在住の男性(77)は、一人暮らし。収入は十数万円の厚生年金です。「小泉さんにだまされてはいけない」と声を荒らげます。
山梨県甲斐市からとげぬき地蔵尊参拝に来た七十代の女性は、「食べるものにも着るものにもかかる消費税。税率をあげるのではなく、下げてほしい」と署名しました。