2005年9月26日(月)「しんぶん赤旗」
年内に首相靖国参拝
テレビ番組で自民・山崎氏
自民党の山崎拓前副総裁は二十五日午前のフジテレビ番組で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について、「年内に靖国神社参拝を実行されるだろう。政治信条は変えないと思う」との見方を明らかにしました。
また、山崎氏は靖国問題の解決策に関連し、A級戦犯の分祀(ぶんし)について「(受け入れられないとの)靖国神社(の姿勢)が固く、あきらめざるを得ない」と語りました。国立追悼施設建設に関しても「時間がかかる」として、当面の解決策にはならないとの認識を改めて示しました。
その上で、山崎氏は「首相が(靖国神社に)行っても、なお日中関係が改善されることが可能な道を探るしかない」と指摘。首相が参拝に当たって何らかのメッセージを出す案について「そういうことを含めていいのではないか」と述べました。
一方、ポスト小泉の条件に関しては、山崎氏は「小泉政権後も改革志向でやる人で、首相もそれを望んでいる」と指摘。「次のリーダーも改革志向で徹底的にやらないと、次の国政選挙で手痛いしっぺ返しを受ける」と語りました。