2005年10月1日(土)「しんぶん赤旗」

首相は参拝断念せよ

市田忠義書記局長


 大阪高裁は、本日、小泉首相の靖国神社参拝を「違憲」と認める判決をした。

 高裁が小泉首相の靖国参拝をはじめて「違憲」と判断したことは画期的である。判決は違憲判断の根拠として、同首相の靖国参拝が「公約の実行としてなされた」ことを重視し、「国内外の強い批判にもかかわらず実行し、継続しているように、参拝実施の意図は強固だった」と断定している。

 日本共産党は、かつての侵略戦争を「正義の戦争」と賛美し、国民に宣伝することをもっぱらの使命とする同神社に参拝することは許されないと主張してきた。その靖国神社にみずからの政治公約とし、くりかえし参拝してきたことは、わが国の首相として絶対に許されないものである。

 日本共産党は、小泉首相にたいして、靖国参拝を断念することを重ねて強くもとめる。


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