2005年10月1日(土)「しんぶん赤旗」
公務員給与“零細企業並に”
衆院予算委で民主・前原代表
衆院予算委員会は三十日、小泉純一郎首相はじめ全閣僚が出席して質疑を行いました。
立党五十年を機に党の改憲案づくりを進めている自民党の与謝野馨政調会長は、改憲に向けた決意を小泉首相に質問。首相は「まず自民党が案を示し、各党の協力を得て国民の理解を深めていかなければならない」とのべ、「創憲」を明確にしている民主党とも協議する考えを示しました。
本会議での代表質問に続き質問に立った民主党の前原誠司代表は「改革を競い合いたい」として特別会計の改革などを提起。人事院勧告をめぐり「人勧は大企業中心に考えられている」「公務員給与の比較対象となる民間企業に零細企業も含めるべきだ」と、公務員給与の引き下げを求めました。首相は「よく検討し直す。公務員給与を是正していくべきだ」と応じました。