2005年10月2日(日)「しんぶん赤旗」

改悪介護保険スタート

抗議の宣伝・署名


福岡の医師ら

 介護保険への食事・居住費(ホテルコスト)の全額自己負担が導入された一日、福岡市と北九州市の二カ所で、実施に抗議する宣伝・署名行動がおこなわれ、署名者から厳しい批判の声が出されました。

 宣伝は、福岡県保険医協会と福岡県歯科保険医協会、両協会の呼びかけにこたえた福岡県社会保障推進協議会の共同でおこなわれ、福岡市では医師や歯科医師、看護師、労働組合員ら七十人、北九州市では八十人が参加しました。

 福岡市天神での宣伝では参加者がマイクで「これ以上の介護や医療費への負担増は許せない。無駄づかいの浪費をなくせば、医療・介護・年金を充実できる」と訴えました。

 署名した下田偵子さん(61)は「私はC型肝炎の治療を受けていますが、医療費は大変な負担がかかっています。介護保険制度も悪くなるばかり。将来の生活に響き不安です」と深刻な顔で語りました。

 別の女性(75)は「小泉首相はパフォーマンスばかりしている人。衆院選で自民党が国民多数の支持を得たと思われては困る。安心して老後を過ごせる政治を望んでいます」と話しました。


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