2005年10月4日(火)「しんぶん赤旗」
序盤国会で市田氏会見
「たしかな野党」として院内外のたたかい強める
日本共産党の市田忠義書記局長は三日、国会内で記者会見し、特別国会序盤の衆参本会議代表質問、衆院予算委員会での論戦について、「『たしかな野党』としてがんばるわが党の立場が鮮明となった。国民の立場で論戦する党がなくなっているもとで、さらにキラッと光る論戦を展開したい」とのべました。
市田氏は、論戦の特徴として、自民、公明両党が小選挙区の得票で49%しか得ていないにもかかわらず「国民の信任をえた」と悪政推進の姿勢を示していることを指摘。
一方の民主党について、「これまで自民党と同じ路線で悪政を競い合っていることを批判してきたが、それがいっそう分かりやすく鮮明になった」とのべ、前原誠司新代表が、公然と憲法九条二項の削除を主張し、郵政民営化問題でも財界よりの対案を提出したことを指摘。さらに、前原代表が予算委員会の質問で、公務員給与を零細企業の労働者なみに引き下げるよう求めたことをあげ、「与党もびっくりするほどの“与党質問”ぶりだった」とのべました。
市田氏は、障害者「自立支援」法案、イラク問題、アスベスト問題など国会の焦点となっている問題をあげ、「今後、院外の国民のたたかいと結び、民意をふまえた積極的な論戦を展開したい」とのべました。