2005年10月5日(水)「しんぶん赤旗」
“好きな商売続けたい”
増税反対9条守れ 業者婦人が決起集会
「許すな大増税」「生かせ!平和・くらしに憲法を」―。第九回全国業者婦人決起集会(主催、全国商工団体連合会婦人部協議会)が四日、東京・千代田区の日比谷公会堂で開かれ、全国から約二千人が参加しました。
「増税反対、憲法九条守れ」と書いた横断幕を掲げ、舞台いっぱいに業者婦人が並んでアピール。会場からは色とりどりのネッカチーフを振ってこれに応えました。
声を詰まらせ、涙ながらに発言する女性。「婦人部の仲間がいたから、頑張れる」と話すと、拍手がわきあがりました。
「小泉さん、選挙に勝ったといって大きな顔してたらあかんで」と声を張りあげた大阪・岸和田市で左官業を営む臼井貴美子さん(63)。商売が赤字続きで、生命保険を解約、老後の蓄えを取り崩して、消費税を納めてきた苦しみを語り、「大型間接税、売上税、一般消費税とこれまで何度もつぶしてきた」と増税を許さないと訴えました。
青森・むつ民商婦人部の鳥谷部真理子さん(51)は、業者婦人の実態調査に「年金が払えない」と痛切な声が寄せられていると告発しました。
遠藤恵美子会長は、小泉内閣の大増税や改憲の動きを批判。「好きな商売を続けたいから、力と知恵と心をあわせましょう」と呼びかけました。
大阪・高石市の柳川玉子さん(52)は=スナック経営=は「参加してよかった。みんなの心をひとつに、頑張ります」。
日本共産党からは、吉川春子参院議員があいさつしました。
集会後、参加者は国会へデモ行進しました。集会に先立ち、省庁交渉、議員要請、街頭宣伝と多彩に行動しました。