2005年10月12日(水)「しんぶん赤旗」
比例80削減案作成へ
民主・前原代表が表明
民主党の前原誠司代表は十一日の記者会見で、「衆院総定数四百八十のうち、比例定数を八十削減する法案の作成に着手していく」と述べました。
衆院比例定数八十削減は、同党が総選挙マニフェスト(政権公約)重点項目のトップに掲げたものですが、選挙後、前原氏がその具体化に言及したのは初めて。
前原氏は「参院もどういう定数が考えられるか、検討してもらうよう党参院側に指示した」と述べ、参院の定数削減も示唆しました。
比例代表部分は、現行制度のなかで民意を正確に反映する部分。その定数を八十も削減することは、大政党に有利で議席に結びつかない「死票」が多数生まれる小選挙区による民意のゆがみをいっそうひどくするものです。