2005年10月24日(月)「しんぶん赤旗」
“首相 だれになっても 消費税増税避けられぬ”
谷垣財務相
谷垣禎一財務相は二十三日、フジテレビ系報道番組「報道2001」に出演し、消費税増税について「(次期首相が)私かどうかは分かりませんが、だれになっても避けて通れない道だと私は思っている」と述べ、小泉純一郎首相の次の首相は、消費税増税が避けられないとの考えを表明しました。
谷垣財務相は「二〇〇七年度に向けて、税体系全体を見直す議論の結論を出さなければいけない。消費税もその中で、方向をどうするかを出さないといけない。そういう議論は、これから年が明けたら始めなければならない」と述べました。
また谷垣財務相は、衆院選で自民党が「やらない」と公約したサラリーマン増税にかかわり、定率減税について「今年の秋に決める」「景気の動向をよく見なければならないが、方向としては、そういう(全廃という)ことだ」と全廃方針を示しました。
配偶者控除・特定扶養控除については「これからの議論。(廃止は)検討項目になってくると思う」と言明。給与所得控除については「(縮小を)議論しなければならない」と述べました。