2005年11月19日(土)「しんぶん赤旗」
米韓会談
“謝罪にみあう行動を”
靖国参拝で盧大統領
■ブッシュ大統領「理解する」
【釜山=中村圭吾】韓国の盧武鉉大統領が米韓首脳会談(十七日)の昼食会で、米ブッシュ大統領に日本の歴史認識問題を説明していたことを、韓国の潘基文・外交通商相が同日の記者会見で明らかにしました。
潘外相によると、盧大統領は朝鮮半島と北東アジアの侵略の歴史、歴史認識問題を詳しく説明。
ブッシュ大統領は熱心に耳を傾け、「アジアの主要国家は引き続き良好な関係を維持していくことを望む」と答えたといいます。
現地メディアによると、盧大統領は小泉首相の靖国参拝を「首相として必ず行うしかない必須のものではない」と批判したうえで、ドイツを例にあげ、「過去の歴史を反省する両国の姿勢には大きな違いがある」と指摘。「われわれが日本に求めるのは謝罪ではなく、謝罪に見合った行動を実践で見せてほしいということだ」と述べました。
ブッシュ大統領も「理解する」と応じたといいます。