2005年12月3日(土)「しんぶん赤旗」
靖国参拝
欧州議員も不同意
韓国外相が懇談内容紹介
【ソウル=面川誠】ベルギー訪問中の潘基文・韓国外交通商相は一日、ブリュッセルで欧州議会の朝鮮半島議員外交協議団と懇談した後、「欧州議会議員も小泉純一郎首相の靖国神社参拝を理解できず、認められないとの反応を見せた」と語りました。韓国のメディアが報じました。
懇談会には欧州議会側から欧州議会・朝鮮半島協会のシュテンゼル会長、オネスタ欧州議会副議長など十二人が出席。懇談後に潘外相は、小泉首相が「個人として靖国神社に参拝している」と述べていることに対し、欧州議会議員らが「理解できず、理にそわないとの反応を見せた」と語りました。
潘外相は、日韓関係改善の方向について懇談で「日本の指導者が未来志向的な歴史認識を持って過去を直視し、謝罪にとどまるのではなく実践で示す姿をみせるべきだ」と答えたといいます。