2005年12月4日(日)「しんぶん赤旗」
耐震偽装
被害者が会結成
“行政に苦しみ訴える”
耐震強度偽装問題で欠陥の判明したマンション住民らが三日、被害者連絡会を発足させました。
弁護士や建築士らがつくる欠陥住宅全国ネット主催の相談会に参加したマンション十四棟の住民が名を連ねました。
会の名称は「構造計算偽造問題被害者連絡会(仮称)」。各マンションごとの住民の繋がりは残しつつ、相互の情報交換を進めます。今後はネットから法的アドバイスや支援を受けながら問題解決を目指します。
連絡会の代表に選ばれた東京・江東区のグランドステージ住吉の管理組合理事長、八住庸平さん(42)は「もとの家に戻りたいというのがみなさん共通の思いでした。この思いを趣旨に助け合っていきたい。二週間、不安やおびえの毎日でした。みんなで苦しみや悲しみを訴えれば国や行政も変わってくれるかもしれない」と話していました。