2005年12月9日(金)「しんぶん赤旗」
与党、議員年金で案
穀田議員 「廃止とは言えない」
議員年金の廃止に向けて協議している衆院議会制度協議会が八日開かれ、自民、公明の与党側が「国会議員互助年金廃止法案」の概要を提示し、各党に説明しました。
同案は、二〇〇六年四月で納付を中止し、現職議員については、退職時に納付金の八割を一時金として支給するとしています。また、在職十年以上の議員については、退職時の一時金にかえて、現行年金額の85%を年金として受給することも選択できるとしています。OB議員には4―10%減額して年金が支給されつづけます。
日本共産党の穀田恵二議員は、与党が提示した案について、与野党が来年四月から議員年金を廃止することで合意しているのに、「これでは議員年金の廃止とはいえない」と批判。与野党合意にもとづく廃止にしっかりと踏み出すべきだとのべました。
また、同日の参院改革協議会でも、与党側が与党案について各党に説明しました。