2005年12月9日(金)「しんぶん赤旗」
「派兵延長反対」
国会前で集会
ワールドピースナウ
十四日に期限切れとなるイラク特別措置法のさらなる延長をとめようと行動を続けてきたワールドピースナウは、八日正午から「イラク派兵基本計画延長抗議! 自衛隊をすぐ戻せ! 緊急国会前集会」を開きました。
主催者の一人、高田健さんは「派兵延長の閣議決定の日、国会前は静かだったといわせないためにも、無謀ででたらめな小泉政権に対して反対の意思表示をしよう」とあいさつ。「自衛隊の撤退は世論の大多数。多くの声を背に受けながらがんばろう」と語りました。
日本共産党から参加した塩川鉄也衆院議員は「日本が太平洋戦争を開始した十二月八日に派兵期間の延長を決めること自体、政府の姿勢が透けて見えてくる」と指摘。自衛隊のイラク駐留は「米国・ブッシュ大統領への義理立てでしかない。ただちに撤退をの声は当然の声です。憲法九条を守り生かす運動とともに全力でがんばりたい」と連帯しました。
「東京大空襲で誰が死んだかもわからないくらいにクラスの友人を亡くした」という谷津志津さん(72)=東京・中央区=は、ラジオから軍歌ばかりが流れていた戦中を振り返り、「またそういう時代にしたくない」と憲法改悪反対の思いを語りました。ワールドピースナウは「自衛隊のイラク派兵延長反対の閣議決定に抗議し、決定の撤回、自衛隊の即時撤退を求めます」とする小泉首相あての声明を発表しました。