2005年12月10日(土)「しんぶん赤旗」
日本は対中関係改善を
マレーシア外相
【クアラルンプール=鈴木勝比古】東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国マレーシアのサイドハミド外相は九日午後、クアラルンプールで開催された日本・ASEAN外相会議で、現在の日中関係に憂慮を示し、「現在の日中関係が地域協力に難しい影響を与えている。日中関係の改善に向けた努力をお願いしたい」と麻生太郎外相に語りました。麻生外相は発言の中で日中関係にはふれませんでした。
サイドハミド外相は、東アジア共同体とASEAN+3(日本、中国、韓国)の関係について「東アジア共同体の構築に向けてASEAN+3が重要な推進力の役割を果たす」と強調しました。
麻生外相は「ASEANが運転手の役割を果たしてほしい」と語りました。