2005年12月11日(日)「しんぶん赤旗」

靖国参拝

“戦争賛美の誤り正せ”

中国外相 3国外相会談は中止


 【クアラルンプール=鈴木勝比古】中国の李肇星外相は九日、クアラルンプールで「ある国の指導者はいまだに戦争犯罪者を賛美している」と小泉首相の靖国神社参拝を非難し、同日に予定されていた日中韓三国外相会談を中止したことを明らかにしました。中国は日中韓三国会談の議長を務めています。

 李外相は東南アジア諸国連合(ASEAN)の諸会議取材の記者団にたいし「重要な国の重要な指導者が他のアジア諸国の人々の感情をごう慢に、乱暴に傷つけている。だれもこれを受け入れることはできない。この誤りは正されなければならない」と語りました。

 当地での報道によると、李外相は同日のASEAN・中国外相会議でも、小泉首相の靖国神社参拝問題を取り上げ、日本政府を非難しました。


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