2005年12月28日(水)「しんぶん赤旗」
熊本・八代市長に献金
木村建設
「返還する」党地区委に明言
日本共産党熊本県南部地区委員会(橋田芳昭地区委員長)は二十七日、耐震偽装問題の施工会社・木村建設(本社・熊本県八代市)から坂田孝志八代市長が県議時代に二十四万円の政治献金を受け取っていたことを明らかにしました。同日、真相究明と再発防止に真剣に取り組むためには同献金を返還すべきだとして、坂田市長に申し入れました。これに対し、坂田市長は「申し入れの趣旨は当然。返還したい」と述べました。
党南部地区委員会の調査によると、二〇〇四年の政治資金収支報告書で、坂田孝志氏(当時は県議)は自民党熊本県八代郡第二支部の代表者として、八代地域などの建設業関係七十一社から総額千七百八十万円余の政治献金を受け取っています。その中に木村建設から同年五月六日に二十四万円の政治献金を受け取っていました。
申し入れ書は、真相究明と再発防止の観点とともに、市長は八代市の公共事業の発注者であり、市長になった以上地元建設業者からの政治献金は拒否すべきこともあわせて申し入れました。
申し入れは、橋田地区委員長、橋本徳雄市委員長、笹本さえ子市議が行いました。